2018年9月11日火曜日

屋久島 旅行記② 1日目 西部林道

西部林道は世界遺産地域を車道が通っている唯一の場所なんだそうです。

そんな道路で、ぜひとも会いたかったヤクザルにお出迎えしていただきました。ふわっふわ♡

道路でくつろぐおサルさんたち。ガイドさんは慣れているからホイホイ通過しますが、レンタカーの皆さんはどうすれば良いか悩んでしまいますよね(^^;;

サルたちの様子を見つつ、車を降りて、しばし観察。木の上で赤い木ノ実を食べてる子も。

ふと、かわいいヤクシカ登場!ヤクシカにもどうしても会いたかったので嬉しい!

こちらは雄鹿です。首の周りが黒っぽくて、角が生えています。

先に進むと、別のおサルさんグループが。また車を降りて観察します。

アスファルトのぬくぬくな暖かさが気持ちいいみたい。

しばらく行って、またまた別のおサルさんグループ。ガイドさんは写真家の岩合さんの撮影にも何度か同行したことがあるそうで、このグループは穏やかだから、もう少し近寄っても大丈夫だよなど、ベテランならではのガイドをしてくださいました。

みんなで仲良く毛づくろい♪

と、なんの変哲もなさそうな場所で立ち止まったガイドさん。「このスポットが実は屋久島にとって大変重要な場所なんです」と。

ユネスコから派遣されたニュージランドの学者さんが、この場所に立って山を見上げ、「ここは守らねばならない場所だ」と判断したのが世界遺産に登録された理由のひとつなんだそう。海岸部の亜熱帯から山頂部の冷温帯まで連続して分布していることが屋久島のすごいところなんだって。

いよいよトレッキングです。この辺りはヒルがたくさんいるとのことで、「ヒル下がりのジョニー」(ネーミングが!笑)というオーガニックなヒル除けスプレーを足元にふってくれました。※ヒルいやー(>_<)でも、幸いにも一匹も出ませんでした。血、吸われずに済みました。良かったー。

道無き道をずんずん進んでいきます。ガイドなしでは到底ムリ!というか、ガイド付きか研究者しか入れないらしい?

(ドキュメンタリー番組などでしか見たことがない野生動物を撮る自動カメラ!人が滅多に通らない場所まで入ってきたってことですね。私が写ってたりすると研究者の方たちがっかりしちゃうので気を付けて大回りします。)

レンタルした登山靴は履きやすく、ふかふかの土の上を快適に歩くことができました。

林の中はほぼ木陰ですが、ところどころ陽の光が当たって葉っぱきれい〜

岩の上で、ヤクシカもじっと静かに光を浴びていました。神々しいー!

天然のしいたけ?

食後の雄鹿さん。鹿は牛と同じ反芻動物だそうで、木の株の涼しい窪みで胃を休ませているそう。

物音は結構平気らしく、パキパキと枝を踏みしめながら、そこそこ近くまで寄らせてもらいました。こちらを見ているだけで逃げるそぶりはなく、しばらく観察させてもらってから、鹿さんをそっと後にしました。

林の奥には大きなガジュマルの木が何本もあります。大きすぎで写真に収まってないけど、、、

蔦のような枝のような幹のような。

まさにジャングル。亜熱帯の植生と照葉樹林が入り混ざった独自の生態系だそうです。

そこに水があるのか分からないほど透きとおった水。飲んでないけど、美味しそう〜
 
「この林のもっとずーっと奥は『もののけの世界』なんですよ…。ふふふ」とガイドさん。妖怪なのか、蟲なのか…人の世界ではないものたちが蠢いていると言われているそう。なんとワクワクすることを教えてくれるのでしょう。屋久島の森の魅力がさらに深みを増しました。

2時間ほどの快適なトレッキングでした。屋久島と言えば縄文杉と白谷雲水峡ですが、西部林道にも行けて本当に良かったです!時間をオーバーしてまでたっぷりとガイドをしてくださったKさん、ありがとうございました(^^)

この日のお宿、民宿まんまるさんにチェックインをして、まずはお風呂に入り、その後ディナーを食べに近くのうどん屋さんへ歩いていきました。(まんまるさんでももちろんディナーはありますが、残念ながらビーガン仕様にするのは難しいということでしたので、外で食べることにしました)

うどん屋『屋久どん』で、屋久島うどんをいただきました。名物のトビウオとサバ節でだしを取っているそうです。すごく粘っこい山芋のミニ丼を付けました。美味しかったです!

月の光で夜道をテクテクお散歩しながら帰りました。

会いたかったヤクシカ 、ヤクザルに会えて幸せな初日でした。
翌日は縄文杉トレッキングのため3時30分に目覚ましセット!早く寝なくちゃです。


③に続きます。