2025年9月28日日曜日

カリフォルニア・ロードトリップ 〜 カーメルからビッグサー編(3日目前半)

さて、旅行記の続きです。今回は3日目前半のお話しです。

6:30 am

デジカメをビーチに落としてしまった私。早起きして日の出前にいそいそと行ってみました。すると、金属探知機を準備しているおじさんを発見!こういう方に先を越されないようにと思って早めに行ったのですが…(^^; 背に腹は代えられません。

「すみませ〜ん。昨夜この辺りでカメラを落としてしまったのですが、探すのを手伝っていただけませんか?」と声をかけたところ、「もちろんオッケーだよ!」と快く協力してくれました。

しかし「なさそうだね〜」とのこと。金属探知機まで動員しても見つからないのなら、ここにはもう無いのでしょう。「この辺りには遺失物を届ける場所なんてないですよね?」と尋ねたら「坂の上に警察署があるから行ってみたら?」とのアドバイス。ありがとうございます!行ってみます!

まだ観光客も誰もいない静かな町を抜けて、警察署に向かいました。

ウィンドウショッピングをしながら、朝の清々しい散歩を楽しみつつ坂を登ります。

ようやく太陽が昇ってきたみたい。この辺りに停めていた車に乗って、、、

7:10 am

Carmel By The Sea の小さな警察署に到着〜

まるでテレビドラマで見るような町の警察署。

可愛らしい町にぴったりの、なんだか可愛らしい待合室でした。

受付の女性警察官に事情を説明すると、「今のところそのようなカメラは届いていないけれど、観光客が遺失物を届けてくれることも良くあるから、もう少し待ってみましょう」とのこと。私は「お昼頃まではこの辺りにいる」と伝えて電話番号を残し、念のため保険請求用にポリス・レポートも作成してもらいました。(後日談:いろいろ調べてみましたが、保険請求は諸事情により諦めました。。。)

やれることはやったので、ホテルに戻って朝食です。併設のイタリアンレストラン Il Fornaio で使えるクーポンをもらったので、それを利用していただきました♪

8:30 am

腹ごしらえを済ませ、いよいよ風光明媚なドライブコースで有名な Big Sur(ビッグサー)へ出発!

最初に現れる有名な橋はスルーしてしまったので、帰りに寄ることにして、最初に目に入った展望スポットで車を停めてみました。少し霧がかかっていましたが、それでも美しい海岸線を望むことができました。

しばらく走ってトイレ休憩がしたくなった私。有名な絶景レストラン Nepenthe に立ち寄りましたが、まだオープン前。恐る恐る中に入って尋ねてみると「もちろん、どうぞどうぞ!」と快く貸してくれました。ありがたや〜

ついでにお店ご自慢の景色も撮らせていただきました。予約は取らず、先着順とのことです。

本当に美しい景色でしばし見惚れました。

そこからさらに南下。青いオープンカーが見えますが、似合いますね!

Seal Beach Overlook. 海の色も一層鮮やかになり、またしても絶景に出会いました☆

この先に有名な McWay Falls という滝があるはずですが、工事で行き止まりに…。滝はどこ?

少し引き返したところに州立公園の入り口があったので入ってみると、レンジャーのお姉さんが「滝はここから30秒のところよ!みんな写真を撮っているからすぐ分かるわ」と教えてくれました。

戻ってみると、ありました!展望台というよりはガードレールをよいしょっと越えて見る感じですが、そこからの景色は素晴らしく、見逃さずにすんで良かったです☆

工事中でなければずっと南下したいところでしたが、仕方ないので一旦カーメルに戻ることに。その途中、最初に見逃してしまった歴史的建造物 Bixby Bridge に寄りました。あと7年で100周年とはすごいですね!

霧が出ていましたが、それもまた雰囲気があってよかったです。

ずっと行ってみたかった Big Sur。なるほど、多くの人がオススメするだけの絶景でした!

12:10 pm

カーメルに戻り、「どこでランチにしようかなぁ?」と町を散策。小道がたくさんあり、ショッピングも楽しい、とても可愛らしい町です。

奥へ奥へと探検したくなります。

ふと見ると、さっきは長蛇の列だったカーメル最初のパン屋さんに、今は誰も並んでいません。チャンス!とばかりに店内へ。

スモークサーモンのサンドイッチを注文しました。本当はクロワッサンのはずでしたが売り切れで、別のパンになりました。それでもとても美味しかったです。

残念ながらカーメル警察からの電話はかかってこず。後ろ髪を引かれつつ、次の目的地へ向かいました。


〜3日目後半に続きます〜

 

2025年9月21日日曜日

カリフォルニア・ロードトリップ 〜 モントレーからカーメル編

旅行記のつづき、2日目の後半です。

5:20 pm

モントレー水族館を後にして向かったのは、“17-mile Drive”。その名の通り全長17マイル(約27.35km)の風光明媚なドライブコースです。入り口で $12.25 を支払い、車の窓をすこーし開けて新鮮な空気を吸いながら、スピードを落としてドライブ開始!

展望スポットがいくつもありますが、立ち寄りやすそうなところで車を停め、海岸線を眺めました。ここは Spanish Bay Vista Point です。

道沿いには豪邸が立ち並び、リゾートホテルやゴルフ場もあります。運転しながらでは写真が撮れず、残念ながら画像はありませんが…

こちらは Bird Rock と呼ばれるポイント。その名の通り、向かいの岩には鳥たちがぎっしり!

同じ場所から見た海岸線です。

人気のポイントでは駐車待ちの渋滞が発生し、なかなか進まず…

6:10 pm

この辺りは電波が弱いと聞いていたのでオフラインマップをダウンロードしていたのですが、それもぼんやりとしか表示されず、不安を感じながらも、なんとか Pebble Beach Visitor Center に到着しました。

さすが資金が潤沢そう(?)な、キレイなビジターセンターです。

ゴルファーにとっては憧れの場所でしょうか?

US Open のトロフィーなども展示されていました。

ここではお茶をするだけの予定でしたが、朝からの渋滞で予定が押していたので、夕食をいただくことに。

マグロのたたきサラダ。カリカリの揚げ麺も少し入っていて、とても美味しかったです◎

お隣ではまだゴルフをプレー中。夕日が沈むまで楽しむのかな。

その後、残りの 17-mile Drive を走り終え、カーメルの町へ。今夜の宿は Pine Inn。車を停めて、急いで向かったのはホテルのフロントではなくーー

7:30 pm

カーメル・ビーチ!大勢の観光客がビーチへと歩いていくので、私も混ざって急ぎ足。おそらく何百人もいたと思います。落ち着ける場所を見つけ、夕日を鑑賞。間に合った〜。OC の夕日も素敵ですが、カーメルの夕日もまた格別でした。

ー そして、私はここでカメラを紛失したようです。
せっかく良いカメラで撮ろうと取り出したものの、あいにくバッテリー切れ。とりあえずカバンに入れたつもりが、おそらくお腹の上に乗って、夕日を見終わった後に立ち上がった時に砂浜へ落としてしまったのだと思います。砂浜なので音もなく、暗くなっていたこともあり、気づきませんでした。紐をカバンにくくりつけておくべきでした〜

まだ紛失に気づかないまま、今夜のホテルにチェックイン。

ロビーはとても重厚な雰囲気です。

写真で見ると立派ですが、実際はかなり古めかしい感じ。このブログを書くにあたって調べてみたところ、なんと1889年に建てられたそうです。しかも「お化けが出る」といった噂まであるとか!

ギシギシと2階へ上ります。

部屋にクーラーはなく、天井のファンだけ。洗面所や家具もかなり年季が入っていましたが、「一泊だけだし問題ないわ〜」と気楽に過ごしました。幽霊のことなんて考えもしなかったので、朝までぐっすり眠れました。事前に知っていたら、どうだったかな?(^^;;

フロント横にはレトロな郵便ボックスがあり、いまでも毎日集荷に来るそうです。

お風呂に入って一息ついたところ。「今日撮影したラッコたちを見よう〜」と思い、カメラを探してみると…ない、ない!ないー!

ビーチで落としたのかも。でも、もう真っ暗だし危ない。それに、あれだけの観光客がいたのだから、誰かに拾われてしまったかも。。。

それでも諦めきれなかった私は、翌朝早起きをして、日の出前にビーチまで探しに行くことにしました。


3日目につづく


2025年9月14日日曜日

カリフォルニア・ロードトリップ 〜 モス・ランディングからモントレー編

旅行記の続きです。

前回書き忘れましたが、ホテルに到着したとき、車の空気圧のランプが点灯しました。「え…もしや、パンク?!」と焦りましたが、長時間のドライブで空気圧が減っただけだと信じ、様子をみることにしました。

翌朝、タイヤを確認しましたが、どうやらパンクではなさそう。ほっと胸を撫で下ろしつつ、空気圧を入れにモントレー市内まで行くことにしました。

2日目:

7:30 am
使い慣れている Costco の空気圧入れコーナーで無事作業を終了し、ついでにガソリンも給油。オシャレなカフェが朝早くから営業していたので、朝ごはんも兼ねて寄ってみました。

Counterpoint Coffee

アップルパイと紅茶をいただきました。

10:00 am
モス・ランディングに戻り、宿のチェックアウトを済ませたあと、モス・ランディング州立公園へ行ってみました。

朝からカヤックを楽しむ人たちの横で、アザラシたちがゴロゴロ。

ビーチにも下りてみましたが、今日も良い天気になりそうです!

10:30 am
長年「いつか参加したい」と願っていたラッコ専門のツアー会社、Elkhorn Slough Safari にチェックイン!ツアー料金は$46 でした。

ギフトショップも併設されていて、ラッコグッズがたくさん!他にも海洋生物関連の商品が所狭しと並んでいました。

ラッコの靴下♡ 買わなかったけどかわいい!

11:15 am
待ちに待った乗船です〜。ウキウキ♪ イカダのようなボートで、ゆっくり静かに進んで行きます。

双眼鏡は1グループ1個ずつ貸してくれました。双眼鏡、スマホ、デジカメの紐を3本首にかけて準備万端です!

※ここでご報告。この愛用していた Sony RX100 VIIというコンパクト高級デジカメを、この日の夜になくしてしまいました。。。クジラやアシカ、かわいいラッコの写真や動画がたくさん入っていたので、大ショックです。よって今回のブログの写真は、ほぼ iPhone で撮ったものになります。えーん(大泣き)

さて、まずは港内から。この2隻の船は、海洋生物の調査船とのこと。港に停泊している船の中で一番大きいとか。のどかな港です。

鵜がたくさん休んでいます。

赤ちゃん鵜も♡

そして、第一ラッコ発見です!こうしてカヤックを楽しむ観光客の傍でぷかりぷかり。

しばらくすると、ラッコの群れがふわふわと流れてきました。これをラフト(いかだ)と呼ぶそうです。

赤ちゃんをお腹の上に乗せているラッコママもたくさんいました。

海底に潜って貝などを採ってはモグモグを繰り返す様子がとても可愛いかったです。

ツアー中に、コーヒー、紅茶、ココアとクッキーの差し入れもあり、終始和やかで、とても素敵なラッコツアーでした。

この日のツアーでは、44頭のラッコと、27種類の鳥類を含む野生動物を観察したとのこと。カリフォルニアには約3,000頭のラッコがいるそうですが、そのうちの5%が、ここ Elkhorn Slough で暮らしているそうです。

たくさんのラッコたちと出会えて大満足でした!(でも、良いカメラで撮影した写真とビデオをお見せできないのが本当に残念です…)

2:30 pm
さて、お次に向かったのはモントレー水族館。かなり渋滞していて、到着が予定よりもだいぶ遅くなりましたが、近くのパブリック・パーキングに駐車して向かいます。

海沿いの通り Cannery Row。観光客で賑わっていました。

ショップやレストランがたくさんありますが、その辺りには目もくれず、一直線に向かったのは…

世界的にも有名なモントレー水族館!

オンラインで事前にチケットを購入していても、長蛇の列に並ばなくてはいけませんでした。人気ですね☆ちなみに入館料は $65 でした。

広々としてキレイな水族館ですが、3連休の中日ということもあり、大混雑でした。

そしていましたー!ラッコさんです。まるでぬいぐるみ♡

この日は暑かったからか、氷をもらったみたい。氷の上で気持ちよさそうにゴロゴロしていました。

水族館のテラスからはモントレー湾を一望できます。

海亀さんや…

エイも優雅に泳いでいました。

我らがペンギンも。名前が書かれた腕章をつけているみたい。PRINGLとWALVISちゃんかな?

そして、このパフィン君がひときわ観光客の人気を集めていました。
「見てくれよ、このオイラのピカイチの泳ぎをさ」

「どピューん!」を繰り返し、みんなを笑わせてくれました。

モントレー湾周辺の海は、ケルプの森で有名です。特に「ジャイアント・ケルプ」と呼ばれる巨大な海藻が森のように海中に広がっているとか。

ラッコたちはこれを体に巻きつけて、流されないようにするんですね。

見応えのある水族館でした。

最後に、ここはかつてイワシの缶詰工場だったそうで、昔の機械なども展示されていました。

今回渡米してきた父に、私のひいおじいちゃんが大昔、東京でイワシなどの缶詰などを作って生計を立てていた話を聞いたので、なんだか親近感が湧き、展示をじっくり見て回ってしまいました。

長くなってきたので、今回はこの辺りで(^^)

〜2日目の後半に続きます〜